2007年の9月から2009年3月までの1年半も、この日記がつづいたことはまさかの、まさかでした・・・「闘病日記」のタイトルとはほど遠いまるで健康な犬との生活の日々も過ごさせていただいたりもできました(動物と暮らしてらっしゃる方はみなさんそうだと思いますが「飼う」というよりも「出会い」でした)出会いがあれば必ず別れがあるものですが、たばさと過ごした10年は本当に幸せでした。病気になってから・・・(では遅かったかもしれませんが)病気になって余命宣告されたことはショックでしたが、そのおかげで「何事にも一喜一憂せず、に”今”を大切に!」ということを念頭に過ごさせていただけたことには感謝です。しかし、そんなテーマもすっかり忘れて落ち込んだり、涙、涙の日々だったり、悔しかったり、看病に疲れてイライラしたり、そんな自分を責めたり、旦那さんに八つ当たりしたり・・・まるでわたしが病気だったようなこともありました。そんなもんですね。全てがアンバランスになってしまって苦しい毎日になってしまいそうな日もありましたが、自分の非力さを受け入れたときに「今」を大切に・・・という毎日を過ごさせていただけるようになりました。そんなわたしのふらふらした心をたばさはわかってくれていたのだろうと思います。たばさの生きる姿はわたしへの無言のメッセージでした。『たばさの闘病日記』にきてくださって、たばさのことを心配してくださり、応援していただいたことは何よりの力になりました。本当にありがとうございました。「今」を大切に・・・というテーマを破って、ひとつだけ「最期は眠るように・・・」と密かに願っていました。そんなわたしの願いを叶えてくれた、たばさの優しさに感謝してます。それだけでなく、最期はカブ、旦那さん、わたし・・・と家族全員でお別れさせてくれてありがとう。それは思いがけないことでした。この日記も終わります。最後ですので、たばさとわたしのツーショットです。よく似てると言われてました。